集団力学

集団とは、互いに影響を及ぼし合い、影響を受け合うように相互に作用し合う二人以上の者をいう(Shaw 1971)[1]

個人の集合をグループとして定義するには、メンバーが次の条件を満たす必要があります。

  • 相互作用する
  • 社会的に互いに引かれ合う
  • 目標を共有する
  • 他の集団と区別する共通のアイデンティティを持つ

スポーツクラブの社会的混合は「社会的結束」と呼ばれ、グループとして一般的に成功している組織的に目標を共有するグループ(例えば、ボートレースの8人の漕ぎ手)は「タスク的結束」と呼ばれます。

グループ開発

グループの開発は、一般的に次の段階を経ます(Tuckman 1965)[3]

  • フォーミングーグループが集まり、形式的なレベルが一般的である
  • ストーミングー地位と影響力をめぐる競争に伴う緊張の高まり
  • ノーマリングー行動のルールと基準が合意されていること
  • パフォーミングーグループは、チームとして共同作業できるレベルまで成熟する

グループにはさまざまな形の相互作用がある。社会的相互作用(友人の成立)と課題相互作用(目標を達成するためにメンバーが協力する方法)があります。

結束

これは、グループのメンバーが共通の目標とグループのアイデンティティを達成したいという欲求を示す程度です。研究(Townsend 1968) [5] は、高い相互作用がるチームが一貫して成功するためには高いタスク的結束力が必要でありますが、中程度または低い相互作用チームの結束力は成功にそれほど重要ではないという見解を支持する傾向があります。ここでもまた、社会的な結束、グループのメンバーが互いにどの程度うまくやっていけるか、タスク的結束、グループの目標を達成するためにメンバーがどの程度協力しているか、がある。結束に影響を与える要因は次のとおりです。

  • 安定性ーグループが同じメンバーと一緒にいる時間が長くなるほど、結束力が発達します。
  • 類似性ー年齢、性別、技術、考え方が似ているほど、団結力が高まります。
  • サイズー小さなグループでは、結束がより速く発達します。
  • サポートー結束力のあるチームには、チームメンバーをサポートし、互いにサポートするよう促すマネージャやコーチがいる傾向があります。
  • 満足度ー結束は、チームメンバーがお互いのパフォーマンス、振る舞い、チームの規範への適合性にどの程度満足しているかに関連しています。

Carron(1980) [2] は、団結力のあるグループは以下の特性を有すると定義しました:

  • 集合的アイデンティティ
  • 共通の目的意識
  • 組織化されたコミュニケーションパターン

ローフィング

ローフィングとは、グループに属しているときに個人が努力を減らそうとする傾向のことで、リンゲルマン効果(Kravitz 1986)としても知られています [4]。チーム内でのローフィングの原因は、次の個人に起因しています。

  • 他人が自分よりもあまり一生懸命に働いていないことを認識し、それによって彼らにあまり努力しないという言い訳を与えること。
  • 彼らの努力が結果にほとんど影響を及ぼさないと思っている。
  • きつい仕事が嫌いで、彼らが努力しなくても気づかれないだろうと思っている。
  • 「不調」と感じ、チームメートを信じていれば彼らが努力不足をカバーしてくれるだろうと思っている。

パフォーマンス

グループが最高レベルのパフォーマンスを発揮するには、方法と戦略を適用させる必要があります。これにより、グループの生産性が向上し、ローフィングが減少します。その後の効果は、結束性を改善し、ポジティブな集団力学を開発することです。

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参照

1.SHAW, M.E. (1971) Group Dynamics: The Psychology of Small Group Behavior. London: McGraw Hill Publishing
2.CARRON, A. (1980) Social Psychology of Sport. Movement Publications
3.TUCKMAN, B.W. (1965) Developmental sequence in small groups. Psychological Bulletin, 63 (6), p. 384-399
4.KRAVITZ, D.A. and MARTIN, B. (1986) Ringelmann rediscovered: The original article. Journal of Personality and Social Psychology, 50(5), p. 936-941
5.TOWNSEND, A. et al. (1968) Virtual Teams: Technology and the workplace of the future. Academy of Management Executive, 12 (3), p. 17-29

関連文献

以下の参考資料は、このトピックに関する追加情報を提供しています。

・BROWN, R. (1988) Group processes: Dynamics within and between groups. Basil Blackwell.
・FORSYTH, D. (2009) Group dynamics. Cengage Learning.
・LUFT, J. (1970) Group processes: An introduction to group dynamics.

参照ページ

MACKENZIE, B. (2004) Group Dynamics [WWW] Available from: https://www.brianmac.co.uk/group.htm [Accessed 16/3/2020]
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