505アジリティテストの目的
505アジリティテスト(Draper, 1985)は、アスリートのスピードと敏捷性(アジリティ)を測定し、その成長をモニタリングするためのテストです。
アジリティは、スポーツパフォーマンスにおいて非常に重要な要素であり、特にサッカー、ラグビー、バスケットボール、テニス、バドミントンなどのゲーム形式の競技に適した指標です。
必要なもの
このテストを実施するには、以下のアイテムを準備してください。
-
コーン6個
-
フラットで滑りにくい測定エリア
-
メジャー(測定用)
-
ストップウォッチ
-
アシスタント(テストを補助する人)


実施方法
このテストでは、スタート地点からターン地点まで走り、折り返して戻る速さを測定します。
テスト手順
-
ウォーミングアップ(10分間)を行う。
-
コースをセットアップ(下記の図を参照)。
-
アシスタントが「GO」と合図を出し、選手はスタートライン(A)からターンライン(C)へダッシュ。
-
選手がBラインを通過した瞬間にストップウォッチを開始。
-
ターンライン(C)を両足で踏み、折り返す。
-
選手がBラインを再び通過した瞬間にストップウォッチを停止。
-
記録したタイムを測定・記録する。

評価基準
現在、このテストに関する一般的な基準データは公開されていません。ただし、過去の自分の結果と比較することで、スピードやアジリティの向上を測定することが可能です。
分析と改善方法
分析のポイント:
-
以前の測定結果と比較し、改善が見られるかチェック
-
競技に適したトレーニングを行うことで、アジリティの向上を目指す
-
適切なウォーミングアップと柔軟性トレーニングを行い、パフォーマンスを最大限に引き出す
対象者
このテストはアクティブなアスリート向けに設計されており、以下の競技に適しています。
-
サッカー、ラグビー、バスケットボール、ホッケー、テニス、バドミントン、スクワッシュなどの球技スポーツ
ただし、怪我のリスクがある選手や、健康上の問題がある方には適さない場合があるので注意が必要です。
信頼性と妥当性
信頼性(Reliability)
テストの信頼性とは、どれだけ一貫性があるかを指します。信頼性を高めるためには、実施環境、測定条件、選手のモチベーションを一定に保つことが重要です。
妥当性(Validity)
このテストの妥当性は、アスリートのアジリティを正しく評価できるかに関係します。505アジリティテストは、特に方向転換を伴うスポーツの能力評価に適したテストです。
505アジリティテストのメリット・デメリット
メリット
✅ 最小限の設備で実施可能(コーンとストップウォッチのみ) ✅ セットアップが簡単 ✅ スポーツ競技に直結した測定が可能
デメリット
❌ 滑りにくいフラットなテスト環境が必要 ❌ アシスタント(補助者)が必要
まとめ
505アジリティテストは、スピードと敏捷性を測定するための優れたテストです。特に、方向転換が求められるスポーツ競技において、選手の機敏性を向上させるための指標として活用できます。
📌 アジリティを向上させたい選手は、定期的に測定し、トレーニングの進捗を確認しましょう!
関連ページ
パフォーマンス評価テスト
フィットネステスト
1.DRAPER J.A. and LANCASTER M.G. (1985) The 505 test: a test for agility in the horizontal plane. Aust J Sci Med Sport, 17 (1) p. 8-15
関連文献
以下の参考資料は、このトピックに関する追加情報を提供しています。
・SHEPPARD, J. and YOUNG, W. (2006) Agility literature review: classifications, training and testing. Journal of sports sciences, 24 (9), p. 919-932
・GABBETT, T. et al. (2008) Speed, change of direction speed, and reactive agility of rugby league players. The Journal of Strength & Conditioning Research, 22 (1), p. 174-181
参照ページ
MACKENZIE, B. (2005) 505 Agility Test [WWW] Available from: https://www.brianmac.co.uk/agility505.htm [Accessed 28/3/2020]