VO2maxを知りたいなら、トレッドミルとストップウォッチだけでOK!
Astrand Treadmill Test(アストランド・トレッドミル・テスト)は、有酸素能力(VO2max)を評価するためのテストです。
トレッドミルを使用して、走行時間に応じたVO2maxを算出できるのが特徴です。
この記事でわかること
•Astrand Treadmill Testのやり方
•VO2maxの計算方法
•評価方法と活用のポイント
Astrand Treadmill Testとは?
1952年にスウェーデンの生理学者ペル・アストランド氏が開発した、有酸素性持久力(VO2max)の指標を算出するためのテストです。
このテストの大きな特徴は、「VO2maxを計算式で算出できる」という点です。
✅ 使用する道具
•トレッドミル(傾斜角の調整ができるもの)
•ストップウォッチ
•補助者(安全確認・計時のため)



✅ 実施手順(ステップバイステップ)
1.10分間のウォームアップを行う(ランニングまたはバイクなど) 2. トレッドミル設定 • 速度:8.05km/h(5mph) •傾斜:初期設定0% 3. 「GO」の合図でスタート •計時も同時に開始 4. 3分後から傾斜を2.5%ずつ増やしていく •3分:2.5% •5分:5.0% •7分:7.5% •以降、2分ごとに2.5%増やす 5. アスリートが限界になるまで続ける 6. ストップウォッチを止め、走行時間を記録 |
✅ VO2maxの計算方法
VO2max(ml/kg/min) =(テスト時間 × 1.444)+ 14.99※時間は「分+秒の小数表記」で入力
例)13分15秒走った場合:
•13分15秒 = 13.25分
•計算式:13.25 × 1.444 + 14.99 = 34.12 ml/kg/min
VO2maxの目安は走行時間を入力してください。


✅ メリット・デメリット
✔️ メリット
•トレッドミルとストップウォッチだけでできる
•VO2maxを簡単に推定できる
• 数値化できるのでトレーニング効果を客観的に見られる
❌ デメリット
•トレッドミルが必要
•安全管理のため補助者が必要
✅ こんな方におすすめ
•マラソンやサッカーなど持久力系競技に関わる方
•VO2maxをトレーニングの成果としてチェックしたい方
• 過去データと比較して、パフォーマンスの推移を見たい方
1.NOAKESA, T.D. and MYBURGHA, K.H. and SCHALLl, R. (1990) Peak treadmill running velocity during the VO2 max test predicts running performance. Journal of Sports Sciences, 8 (1), p. 35-45
2.Astrand, P. (1952) Experimental studies of physical working capacity in relation to sex and age. Munksgaard, Copenhagen.
関連文献
・POLLOCK, M. et al. (1976) A comparative analysis of four protocols for maximal treadmill stress testing. American heart journal, 92 (1), p. 39-46
・JETTE, M. (1979) A comparison between predicted VO2 max from the Astrand procedure and the Canadian Home Fitness Test. Canadian journal of applied sport sciences. Journal Canadian des sciences appliquees au sport, 4 (3), p. 214-218.
参照ページ
MACKENZIE, B. (2002) Astrand Treadmill Test [WWW] Available from: https://www.brianmac.co.uk/astrand.htm [Accessed 24/4/2020]