高校野球のためのピリオダイゼーショントレーニング⑦

スポーツ:高校野球

対象:新入生(15歳)

トレーニング段階: パワー期 試合期

パワー期(Power Phase

試合期・維持期

負荷

メディシンボール(2〜9kg)

エクササイズ数

2~6

レップ数

5~6

セット数

2~6

インターバル

2~3分

スピード

爆発的

頻度

2~4回/週

※より多くのエクササイズを行う場合はセット数が低くなり、より少ない数のエクササイズの場合はより高いセット数を行います。

この段階では、ウエイトトレーニングとは別にメディシンボールを使用した爆発的なパワートレーニングの強化も行なっていきます。このトレーニングでは速筋線維が主であり、可能な限り早く動くことが求められます。速度が落ちてもなおトレーニングを続けてもメリットはあまり期待できません。効果的に行うために身体的にフレッシュな状態で実施しすることをお勧めします。レップ数は5~6と少なく設定し100%の力で実行します。

また、このエクササイズは競技動作と似せていきます。以下の表にてエクササイズを紹介しています。メディシンボールサイドスローを行う際は、バッティングまたはピッチングでのでの体の使い方でボールを投げていきます。

エクササイズ

Week 1

Week 2

Week 3

ジャンプスクワット&メディシンボールチェストスロー

2セット×5レップ

3×5

3×5*

メディシンボールオーバーヘッドバックワードスロー

2セット×5レップ

3×5

3×5*

メディシンボールフォワードオーバーヘッドスロー

2セット×5レップ

3×5

3×5*

メディシンボールサイドスロー(両サイド)

2セット×5レップ

3×5

3×5*

*Week3はWeek2より負荷を上げます。

段階的に負荷を上げていきますが、Week4以降はWeek3と同様の負荷・セット数にて行います。

準備期後半では週1~2回行い、移行期に入ってくると週2~4回を目処に行います。

下記のピリオダイゼーションプランのメゾサイクル3では週1~2回行い、メゾサイクル4・5では週2~4回行うといいでしょう。

 

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